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弁護士費用の捻出が困難?法テラスの法律扶助制度を利用する方法がある


日常生活を送っていると、思わぬ所から法律問題に巻き込まれてしまうことがあります。自ら訴訟提起を行う場合は、既にどのような法律問題が起きているのか判断出来ますが、ある日突然訴えられてしまった場合には慌ててしまうでしょう。急に弁護士を雇おうとしても、誰もが経済的に余裕があるわけではありません。そこで、法務省所管の法テラスと呼ばれる公的機関により、法律扶助制度が設けられていて誰もが裁判を受ける権利を保障する役割を担っています。

弁護士費用の捻出が困難である依頼者の場合は、日本司法支援センター(法テラス)の 法律扶助制度を利用するという方法があります。 申込用紙は法テラスから取り寄せることができます → 法テラスサポートページ 審査にあたっては持ち込みをした代理人就任予定弁護士が立ち会うことが原則となっています。

審査には資力基準が設けられています。

・単身者  手取りで月額18万2千円以下(東京・大都市の場合は20万円以下)

・2人家族 手取りで月額25万1千円以下(東京・大都市の場合は27万6千円以下)

・3人家族 手取りで月額27万2千円以下(東京・大都市の場合は29万9千円以下)

・4人家族 手取りで月額29万9千円以下(東京・大都市の場合は32万8千円以下)

債務者は代理援助を受けた後、月額5000円から1万円程度を法テラスへ償還していく ことになるのが通例である。 事件終了の際には、原則として、弁護士や司法書士に対する報酬金を支払う必要があります。 (金額は、事件解決により得た利益の額などを考慮して、審査に基づき決定されます)

法テラスには最大3回の法律相談制度がある

突然法律問題に巻き込まれた場合や、債務整理をしたいと考えていても知り合いの弁護士がいないといった問題があるならば、法テラスにまず相談してみると良いです。法テラスは、日本国民が誰でも法律相談を手軽に行えるように法務省所管で用意されているので、誰でも利用出来る法テラスサポートダイヤルが用意されています。

法テラスサポートダイヤルに連絡すると、法テラスに登録している弁護士と司法書士と1回30分最大3回までの法律相談を無料で受けられる制度があります。完全予約制になっているので、先に電話予約を行うことが望ましいですが、電話・メール・窓口と3種類の方法で受付可能です。予め相談したい内容を整理した上でその日の当番となっている法律家に相談すれば、ある程度解決の糸口が見えてくるかもしれません。1回30分は短いと感じるかもしれませんが、最大3回受けられるので法律家の指名は出来ないものの、最大3人の法律家によるアドバイスを参考に出来ます。面談時に相性が良いと感じたら、以後は面談を担当した弁護士に正式委任契約を行うことも可能です。

法テラスは弁護士費用の立て替え払いを審査の上行ってもらえる

法テラスへの申込書類を提出した上で、弁護士との面談を行い事件内容に合わせて費用の見積もりをします。法テラスによる法律扶助制度を利用して、裁判に勝訴の見込みがあると審査の結果判断されれば、弁護士費用の立て替え払い制度を利用出来ます。弁護士費用は数十万円かかることが多いので、弁護士費用を一旦法テラスが立て替え払いを行い、裁判進行中は毎月5,000円~10,000円程度払い続けます。裁判終了後3年以内に完済出来るように法テラスと相談しながら毎月の分割払いを行えるので、裁判進行中も含めて安心して弁護士に任せることが可能です。

法テラスに登録している弁護士は、事件内容に応じて法テラスで立て替え払い出来る金額が決まっているので、どの弁護士に依頼しても事件内容が同じならば弁護士費用は一定となります。自分で探した弁護士に依頼する際には、法テラスの法律扶助制度による立て替え払いに対応しているか事前確認しなければなりません。なぜなら、弁護士費用は弁護士が自由に決められるので、法テラスの金額では弁護を引き受けないと決めている弁護士がいるからです。このため、法テラスの法律扶助制度を利用したいと考えている場合には、最初から法テラスに登録している弁護士とするか、自力で弁護士を探す際には相談時点で法律扶助制度を利用する旨説明と同意を弁護士から得ておく必要があります。

法テラスを利用すれば分割払いに応じていない弁護士にも依頼可能

弁護士に依頼しようと考えた時に、弁護士ごとの方針により弁護士費用の分割払いに対応していない弁護士がいることを知るでしょう。債務整理を専門に取り扱う弁護士であっても、弁護士費用のうち着手金についてのみ一括払いを求める弁護士が存在します。そこで、法テラスの法律扶助制度を利用出来るかどうか、事前に弁護士へ確認しておけば法テラスによる立て替え払い制度を利用して弁護士へ依頼可能です。弁護士にとっても法テラスからの立て替え払いならば、一括で報酬を受け取れるので分割払いに応じたために後で督促業務をしなければならなくなるリスクを減らせます。

法テラスに最初から参加して面談にも積極的に応じている弁護士は、比較的若手または仕事が少ない弁護士が多いので、必ずしも馬が合う弁護士とは限りません。自力で仕事を取れる弁護士の方が、安心して任せることが出来るケースも少なくないわけです。弁護士には様々な考え方をしている人が多いので、自分と話が合う弁護士を見つけられたら法テラスの立て替え払い制度を利用して任せてみると良いでしょう。法テラスが間に入ることにより、弁護士報酬が適正な範囲内に収まるので、法外な報酬を請求されることがありません。



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