アドヒアランスとコンプライアンスの違い(医者と患者の信頼関係)

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今回は「アドヒアランスとコンプライアンスの違い」をテーマにします。
コンプライアンスという検索ワードで来訪される方で「アドヒアランスとコンプライアンスの違い」を検索されてくる方は結構います。それだけ混同していて使い方が分かりにくいのでしょうね。アドヒアランスという言葉は私も知らなかったのですが医療用語で従来使われている言葉でなんですね。
ということで「アドヒアランスとコンプライアンスの違い」について調べてみました。

■医療におけるコンプライアンス
「服薬遵守」医者の言う通りに患者は処方箋を飲んでいるか、また患者にその義務を負わせるという医者目線の用語です。

■アドヒアランス
患者が積極的に治療方針の決定に参加し、その決定に従って治療を受けることを意味する。患者が治療方法などに関与する場合はこちらのアドヒアランスが適切なのだそうです。

■医者と患者の信頼関係が大事
結局は薬を飲んだり医療を受ける行為は、医者と患者の信頼関係によって成り立っている訳ですから医者の方もキチンとした情報開示や適切な医療方法の提示を心がけて患者とのコミュニケーションを図ることが大事だと思います。その考えが従来のコンプライアンスからアドヒアランスに変わってきている理由でもあり時代の要請ともいえます。
WHOでも2001年にアドヒアランスに関する会議でコンプライアンスではなくアドヒアランスという考え方を推進しています。
私の話で恐縮ですが医者に対しての信頼が揺らいだ件がありました。その話をします。

80歳に近い両親がいるのですが父親がある病気で青森の病院に運ばれ入院しまして「手術が妥当である」ということを言われました。その時は主治医がいなかったのですが。私はその病気の事をネットでかなり調べたのですが病気そのものより手術のリスク(術後の副作用)のリスクが大きいことを直感してその判断に待ったをかけたのですね。父親は80歳でしかも以前重度の胃がんをやっていて体力もない状態です。全身麻酔も危険です。私が待ったをかけなければ両親は情報もないので従うしかなく手術はされていたと思います。ちなみにこの病気の手術は簡単な部類に入るものです。医療研修生にやらせるくらいのものです。しかも医者側は医療ポイント(報酬)も高い。この病院(某市民病院)がかなりの赤字を抱えていることを知ったのはこの後のことでした。

私は手術でなく薬ではどうか?とお願いしたのですが驚いたのが薬は無いと言われたことです。たしかに効果的な薬はこの病気の場合少ないのかもしれませんが、ネットで調べたところ高齢者やリスク度の高い患者は薬での治療をしているケースがかなりありました。私はこの病気について論文を読んだり2ちゃんの患者の集まるスレッドで情報を得ました。昔だったらこういう副作用の危険などの情報は表に出なかったのでしょう。
一方的に診療を受けるというのがどれほど怖いものなのか今回よく分かりました。青森県の寿命の短さがこの傲慢な医療体制にあるのではないか?とさえ思うようになっています。一方的に治療をすすめる医者は避けた方がいいです。命にかかわることですからね。
すっかり患者目線の記事になってしまいましたが大事なのは以下です。

1.医者の一方的な医療方針には応じない、まず自分で調べる
2.病気の怖さ以外のリスクを知る(術後のリスクも怖いです)
3.病院の経営状況も知っておいた方がいいです

次回は病院経営側のコンプライアンスについて書いていきたいと思います。


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