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早期返済で信用情報は早く消える?個人信用情報機関に登録される情報について知ろう


なるべく早く一括返済をしたほうが信用情報は早く消えるのではないかという質疑がネットにありましたので引用します。2013年ですから比較的最近ですが信用情報機関も統合したり変化していますからね。記録についても更新されていたり、されなかったり、かなりバラバラです。

支払い開始になったら、なるべく早く一括返済をした方が信用情報は早く消えると認識してるけど、これでOK?

どこの会社を再生対象にしたかによるみたい。

個人信用情報機関に登録される異動情報に注意

個人信用情報機関に登録されている信用情報は、申込・契約・借入・返済・金融事故と様々な与信情報が逐一記録されています。中でも特に注意しなければならないのは、異動情報という欄に掲載される金融事故情報です。なぜなら、金融事故を起こした履歴については、国内に3つある主要な指定個人信用情報機関全てで情報共有が行われているからです。1社に対して金融事故を起こしたことが、日本国内の金融業者誰もが一定の条件下で知りうる状況となるからこそ、異動情報がいつ消えるのかというタイミングを知っておく必要があります。

・JICC(サラ金系)は事象発生後5年だから、繰り上げて返済しても変わりません。
・CIC(クレカ系)は完済後5年だから、繰り上げて返済すればその分消えるのが早まります。
・全銀協(銀行系)は事象発生後10年だから、繰り上げて返済しても変わりません。

ただ、この間完済したのでJICC/CIC/全銀を全部開示してみましたが、総量規制の関係か相互に記録を持ち合ってるので、全銀の「事象発生後10年」に全部縛られるのではないかと推察しています。

去年の1月に支払い開始後半年くらいの状態で開示情報を取った。JICC の開示を見ると、入金日と次回入金予定日なんて欄があって毎月更新されてるっぽかった。これって、最終支払いまで更新が続くのじゃないかと思ったんだけど、異参サ発生日から5年後で消えるのかな?CICも更新されているのとされていないのがあってわかりにくいですね。

異動発生はJICC、CICとも再生開始決定の日のままになってる。 完済日はJICC、CICとも最終返済日から1週間以内くらいに登録されてて、全部「完済」になってた。

JICCのホームページでは、異動情報は発生日から5年以内と書いてあるから、あと2年で異動だけ消えるのではないか?と思っている。CICは取引終了後5年だから、完済が記録されてから5年かなと。

法的に実施されているFINEとは何か

「Financial Information Network」を略してFINEと呼ばれている信用情報の情報共有ネットワークは、貸金業法により義務として実施されている指定個人信用情報機関同士の連携です。貸金業法及び割賦販売法では、総量規制により年収の1/3を超える貸付が原則として禁止されています。貸金業法により指定された個人信用情報機関として、サラ金系のJICCと信販会社系のCICの両方が存在しているので、総量規制を満たすためには双方の情報が常に一致していなければなりません。このため、貸金業法により法律上信用情報の連携が求められているFINEは、JICCとCICどちらか一方に対して信用情報照会を行うだけで済むように常に情報連携が行われています。個人信用情報機関に登録される信用情報は、全く同じだと考えている人が少なくありません。しかし、実際には個人信用情報機関ごとに登録されている与信情報は完全に一致しているわけではなく、掲載項目に共通項が多いものの異なる点も存在します。

・JICCは、本人申告コメント、延滞、延滞解消、債権回収、保証契約による代位弁済
・CICは、本人申告コメント、延滞解消、貸倒、本人以外弁済

JICCとCICのうちどちらか一方を参照するだけで、FINEにより全ての掲載情報を参照出来るので、総量規制を守る上で貸金業者が他社借入状況を知らなかったとは言い逃れ出来なくなっています。FINEでは、双方の指定個人信用情報機関が持つ全ての情報について、情報共有ネットワークにより連携されており、金融事故情報だけが連例されているわけではありません。

任意で実施されているCRINとは何か

「Credit Information Network」を略してCRINと呼ばれている信用情報の情報共有ネットワークは、法律上の規定により情報連携をしているわけではなく、あくまでも個人信用情報機関同士で任意に行っているものです。法律によるFINEとは異なり、CRINで情報共有される項目は限られています。個人情報と契約情報以外で共有される情報は、異動情報欄に掲載された金融事故情報のみという点がFINEとは大きく異なるわけです。

このため、銀行系カードローンと信販系のクレジットカード審査は、互いに参照する個人信用情報機関が全銀協とCICで異なれば、金融事故を起こしていない限りは1箇所の個人信用情報機関しか参照しなければ可決となることがあります。軽微な滞納程度ならば、延滞に至らない限り銀行系と信販系では同じ個人信用情報機関を参照しない限りは、審査に影響を及ぼしません。早期返済を行うことで早くクレジットカード作成を行いたいならば、信販系の債務に限り繰り上げ返済することで延滞解消情報が早期に登録されて、延滞履歴が消えるまでの期間を最短に出来ます。

個人信用情報機関へ信用情報開示請求を行って現状を把握しよう

個人信用情報機関に登録されている個人信用情報は、本来ならば完全に正しい情報のみが登録されているはずです。しかし、登録しているのはあくまでも加盟している金融業者であって、個人は会員では無いために個人信用情報機関へ申請しても誤った情報を修正出来ません。そこで、本人コメントと呼ばれる欄が用意されており、誤った情報を登録した貸金業者に対して修正依頼をしても応じない場合の救済措置を取っています。個人信用情報機関は、加盟金融業者からの情報登録を預かり照会に応じているだけであって、あくまでも登録主体は各金融業者です。

早期に異動情報欄の削除を狙うなら、CICに加盟している信販会社に対してのみ完済を急ぎ、債務整理を早く済ませた方が信用情報を綺麗に出来ます。異動情報欄に掲載された金融事故情報は、掲載から保管される年数が決まっているので、早期に反映された方が早く情報が消えると考えて良いでしょう。



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