「#保育士辞めたの私だ」保育士になっても返せない奨学金で母ともども自己破産の現実

奨学金残高のグラフ

女手一つで育ててくれた母親に仕送りをしながら、つましい生活を送っていた保育士の女性(25)は平成28年、母親ともども自己破産する決断を下した。女性を追い込んだのは、学生時代に背負った「奨学金」という名の借金と、返済にまわす余裕のない10万円台の月給だった。

母親も苦しみながら自分を守ってくれている。高校に進学し、大学を卒業して就職すると決めた。幼児保育を学べる短期大学に入学した。学費を工面できなかったため、日本学生支援機構から有利子の奨学金を借りた。大学では保育士資格と幼稚園教諭免許を取得。卒業して京都の保育園で働くことになり、家を出て独り暮らしを始めた。

毎月の給料から家賃と光熱費を支払い、母親には3万~5万円を仕送りした。手元に残るのは数万円だったが、充足感があった。だが就職してしばらくして、機構から奨学金の返済を求める通知が届いたのを機に生活は暗転していった。

通知は、利子を含め約400万円の奨学金の返済が3カ月後から始まるという内容だった。今の給料では月々1万数千円でも返済は難しい。ひとまず返還猶予を申請し、生活を切り詰めて貯金しようとした。

だが27年秋、病気を患って仕事を休みがちだった母親が家賃を滞納し、大家から退去を迫られていることを知った。女性は京都の保育園を辞めて大阪の保育園に再就職し、母親と同居することにしたが、返済の見通しが立たないことで途方に暮れ、わらにもすがる思いで区役所に相談した。

「自己破産という方法があります」。区役所の職員はそう言って弁護士を紹介してくれた。平成28年初め、その弁護士を訪ね、自己破産で借金が帳消しになる一方、「数年間はクレジットカードの申し込みやローンを組むことができないデメリットがある」との説明を受けた。「この先母親と2人で生きていくうえで、不安を一つでもなくしたい」と、親子で自己破産することを決めた。

女性は言う。「就職前は保育士が奨学金も返せないほど低賃金だとは知らなかった」。子供とかかわる時間は女性にとっては癒やしだという。こんなに笑って過ごせる仕事はないとも思う。将来的には、自分の保育園を開園したいという夢もある。だが、自己破産の先も給料が変わるわけではなく、生活不安は消えていない。
ITmedia ビジネスオンライン

「保育士と奨学金と自己破産」という今まさに社会問題になっている3つの要因が合わさったコンボみたいなお話です。保育士にお勤めでも生活は成り立っている人はいますが、トリガーになっているのは明らかに奨学金です。

この奨学金は日本学生支援機構から有利子の奨学金ですから、いわゆる借金です。この奨学金を返せない・返さない人がかなりの数いるといわれていますが、債権者は回収に躍起になっていますよね。かなり厳しい取り立てになっているようです。この奨学金は保証人を付けるシステムになっており、大概は親がなっていますし、または大学が機関保証しているケースもあります(将来大学で働くとか研究機関で働く人のアドバンテージ)

ですから親が保証人になっている人が大半だとすると、債務整理をした場合、親に請求がいくことになってしまいます。つまり支払い義務は消えないんですね。ネットで宣伝している司法書士や弁護士さんも奨学金の債務整理は受けませんし、奨学金に関しては正直逃げ道がないので、残された道は「自己破産」しかないのではないでしょうか。

保育士に関しては、待遇の低さが問題になっていますし、保育が社会問題でクローズアップされていますから、給料は引き上げられていくようにも思えますが、介護士は結局給料が下がりましたからね。景気動向では何があるか分からない状態です。こういう末端であり社会的に重要な位置づけである保育士や介護士の待遇改善は必至といえます。ちなみに看護士などの平均給料は保育士より11万円も高いのです。看護士はデモや労働組合などが、働きかけた成果と言えると思います。

「就職前は保育士が奨学金も返せないほど低賃金だとは知らなかった」これはいくら何でも脳天気すぎますよね。保育士でもその免許を生かして働ける企業もあるでしょうし、働けるところは保育園だけでもないはずです。保育士の給料だけで足りなかったらダブルワークをするべきですし、何も給料が安いのは保育士だけの問題ではありません。個人のベビーシッターも盛んですから土日や平日の夜間にやることもできます、保育士の免許があって現役の保育士であれば預ける方も安心ですからね。そういう意味でもう少し知恵を絞る必要があったのかなと思いますね。

奨学金に関しては、その大学を出て、目指す企業に入ったら、どのくらいの期間で返せば残高が減っていくのか、借りる段階で算段をしておく必要があります。そうすると、これ以上安い給料の所では働けないと、損益分岐点が自ずと分かっているはずです。利子が付くお金を何百万も新社会人が抱えるわけですから、キャッシュフローや将来的な返済計画は親共々しっかりと考えて、在学中に軌道修正なり対策を立てておくべきですね。

就職すればいずれ払えるだろう、こういう思考の人は、かなりの数「自己破産」することになるのではないでしょうか。奨学金は支払いを止める(猶予する)こともできますので、詳しく知りたい方は奨学金を滞納している人の体験談をご覧になってみてください。

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