農業に脱サラ失敗!年収150万で借金1300万、生き残る方法はあるのか?

農業の脱サラ失敗した人

国の青年就農給付金制度を利用して地方で脱サラして農業を始める。夢のある話ですよね実際に成功している人もいますからね。でも現実は甘くはありません、農業はリスクがありますし大変ですよね。脱サラして貯金を使いさらに借金を抱えるというのは正しい選択なのでしょうか?

今回は『農業に脱サラ失敗!年収150万で借金1300万、生き残る方法はあるのか?』についてまとめたいと思います。

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北海道で農業に転身

移住先の北海道で農業を営む稲川敦也さん。もともとは東京のインテリアメーカーに勤務していた。

「若い頃から『いつかは田舎で農業をしたい』という夢を抱いており、国の青年就農給付金制度を利用して3年前から北海道で農業に転身しました。最初は希望に満ち溢れていましたが、やってみると農業は想像以上に大変。正直このまま逃げ出したい気分です」【引用:日刊SPA

青年就農給付金制度は現在の名称は「農業次世代人材投資資金」となっています。国の農業独立支援はとても手厚いですよね。後継者問題などでも農家は減少傾向にあります。ほとんどの農家が兼業農家ですしね。

■農業次世代人材投資資金
http://www.maff.go.jp/j/new_farmer/n_syunou/roudou.html
次世代を担う農業者となることを志向する者に対し、就農前の研修を後押しする資金(準備型(2年以内))及び就農直後の経営確立を支援する資金(経営開始型(5年以内))を交付します。

■新・農業人ハンドブック2017
http://www.maff.go.jp/j/new_farmer/attach/pdf/index-5.pdf

昨年の年収は150万円とサラリーマン時代の4分の1以下。しかも、このうち60万円は農閑期に建設現場や除雪アルバイトの日当1万円で得た農業以外の収入だ。

逆にこういう国の支援を利用しても年収は150万ということで厳しいですよね。どんな作物を作るかにもよると思いますが。収入減に関しては国の補填もあるようですね。品目の枠にとらわれず、自然災害による収量減少だけでなく、価格低下なども含めた収入減少を補塡します。

残ったのは1000万円のローン

「離農した人の農地を家・納屋付きで安く譲ってもらいましたが、中古でしたけど農機具なども買い揃えなければならず、かかった初期費用は2500万円。新規就農にしては低く抑えましたが、会社員時代からの蓄えは一気になくなり、それどころか1000万円のローンを背負うハメに。でも、最初は農業が軌道に乗りさえすれば無理なく返済していけるはずだったんです」

だが、実際にはさらにローンを重ね、現時点での借金総額は1300万円に膨れてしまった。一緒に農業を手伝う妻は「今すぐにでも離農すべき」と主張する始末。毎晩のように子供たちが寝た後に話し合い、互いに声を荒らげることも珍しくないという。

もう債務超過ですから債務整理をした方が懸命ですよね。初期費用2500万で収入が150万、農業の実質的な収入が90万ですから、この収入の見込みがどの程度狂ったのか?収穫できる作物と地元の販売網での価格でそんなに目論見は外れるのでしょうかね。不作であれば国が補助してもらえますしね。始めからズサンな計画だったのではないでしょうか。

地方は冬の生活コストが高い

「確かに、物価は安いですが収入が下がりすぎて、食卓に出る肉は豚と鶏のみ。それに北海道は冬場の灯油代がかかり、月ベースだと水道光熱費が東京にいた頃よりも5000円も高い。この前なんて、食材がないから近くの川で魚釣りして、何とか夕食に間に合わせました。だから、妻の言い分もわかるのですが、今さら離農してもこの年だと再びサラリーマンに戻るのも難しいでしょうね」

私も北東北に住んでいますが水道光熱費が5千円というのは水道・ガスですね、灯油など暖房費は2-3万違うと思います。冬は農業もお休みで収入がないでしょうから、出稼ぎをしたり結局兼業農家をしないと生活できないということですね。

地方でも人口がソコソコある住宅街と、過疎地では全然生活コストは違いますよね。車が必須になって維持費もかかるでしょうし。その辺の見込みが甘かったということでしょうか。生活コストが高い過疎地で年収が低い農業を初心者がやるというのは冷静に考えれば無謀と言わざるを得ませんよね。

農作物などを他の農家の方と交換してもらったり、農家のつながりを濃くして食費はトコトン抑えるようにしたいです。地方は助け合いが大事ですからね。

生き残る方法はあるのか?

借金を返せるのであれば再建は可能ですが、軸足を兼業農家に移して別の仕事に向けないと借金は減らないでしょうね。さらに生活費の補填で借金は増えていきそうです。

そうなると早めの見切りも大切です。債務整理で自己破産、あるいは個人再生でトータルの借金の減額と利息のカットをして毎月の支払いを抑える。別の仕事をする場合には県外に出稼ぎに行く必要もありそうです。ただ北海道の場合は難しいので札幌など都市部に職を探しに行くほかないですよね。そう考えるともう見切りをつけて北海道の家を引き払ったほうがスムーズに行きそうです。

前職のスキルや経験を活かせる、今回の場合はインテリア職でしたらそういう会社に地元で就職する。地方でも需要はあるのではないでしょうか。農家の方は奥さんとバイトに任せるなど。旦那さんが農業に時間を使うのはもう無理ではないでしょうかね。農業の90万円に固執する必要性は全く無いですよね。趣味ではないんですから。

今は農業も株式会社にしてシステマティックに儲ける時代になってます。自分が作業しなくても自動化できる仕組みは作ろうと思えば作れます。人を雇わねばならないのでコストはかかりますが、研修生を雇い入れたり方法はいくらでもあるはずです。そのためにはまず自分で一定の成功法則を作り出さないとなりませんから、農業で安定した利益が出るようになったら投資に回すお金をなんとか確保したいですよね。今はクラウドファウンディングなどエンジェル投資も盛んですから、ネットでのお金集めも楽になりました。農作物もプレミアが付くような付加価値を付けて、全国に通販することもできますよね。無農薬はまだまだ継続的に人気があります。

自宅に泊まれる部屋を作り民泊ができるようにすることもできますよね。インテリア職でしたらアイデアが色々出せると思います。そういう先駆的な動きをして楽しんでいけば、逆に北海道の過疎地にいることがメリットになることだってあるのです。