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地方で育った人は自然と父親の仕事である漁業や農業を継ぐ人も多いですよね。それ以外は大学で上京してそのまま東京など都会で就職をすることになるでしょう。
世襲制度とはいえ、資産だけではなく”借金”の負担もそのままのしかかってきます。それは家族の大黒柱として今後の出費を担うということです。
今回は『父親の借金肩代わり!世襲制度が根強く残る漁村』についてまとめたいと思います。
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世襲制度が根強く残る漁村では父親の借金肩代わりは当たり前
――永田英嗣さん(仮名・37歳/独身)・漁師・年収250万円
「子供の頃から漁師になることを決められていて、高校を卒業すると同時に父と海に出るようになりました。そして6年前に父が漁師を引退し、漁船を引き継ぐことになったんです。700万円のローンの残債とともに」広島県の島しょ部に住む永田英嗣さんはそうため息をつく。肝心の魚も思うように獲れない。
「20年ほど前は、一日に5万円近い水揚げがあることもザラだったけど、今は2万円あればいいほう。燃料代も高騰しているので、一日操業しても儲けが8000円にもならない日がほとんどですね」
永田さんは海から上がるとケアワーカーとしても働いている。2つの収入を合わせても月収は20万円程度だ。そのなかから、漁船のローンを毎月5万円ずつ返済しているのだから、生活は苦しい。【引用:日刊SPA!】
漁師の場合は船のローンと燃料ですよね。今原油は高騰していますが、原油価格で1日の儲けが左右されるというのも怖いものがあります。原油価格に依存していると銭湯なども潰れたりしますからね。
青森のマグロ漁船のドキュメンタリーを見ましたが、漁獲高が多い船は組織化したり、魚群探知機が最先端であったり、優位性がありますよね。これも構築するまではかなりの初期投資があるのでリスクとも思えますが、ですがより多くの魚を低コストで獲っていく仕組みを作って生き残っていかねばなりません。ノルウェーのサバは脂が乗っていて国内産よりも美味しいですがこれは魚のサイズを管理していて大きくなったものを収穫しているのです。ノルウェーは効率的にこうした管理体制の元ハイテクな船を使っていますし労働時間も短く、結果かなり裕福な暮らしをしていますよね。
既存のローンに縛られているだけでは、今後ジリ貧になった時に家族全員を養っていけるのかは疑問です。彼は同時にケアワーカーとして働いているようですが。農家もそうですが兼業になるのは仕方がないと思います。漁師としての収益を増やすのか、諦めて現状維持で他のビジネスの収益を増やすのか判断が要るところです。
家の修繕や親の介護の問題
「両親と同居なので、家賃がかからないのが唯一の救い。でも、築80年の木造住宅は修繕費もバカにならなくて、この前も水道管の修繕に10万円かかった。それでも、僕は長男ですから仕方がない」
築80年の木造住宅はかなり厳しいですよね。増改築でも数千万かかる場合があります。特に水回りは定期的に大規模修繕が必要な箇所です。
ケアワーカーをやっているので理解していると思いますが、両親の介護も重要ですよね。自分が面倒を見ないといけないわけですからね。親の貯金がなければその資金も用意しないとならないわけです。今は独身だからまだ何とかなっているものの、結婚して子供もできれば自分の家族に対してもお金が必要になります。
兄弟がいるのであれば早めに介護問題と相続問題は話し合っておいたほうがいいですよね。
借金も一緒に相続するべきか?
父親の残した借金があり、現状漁業や農業でもジリ貧になっている場合は、思い切って廃業も視野に入れたほうがいいです。最悪の結果になる前に債務整理など弁護士や司法書士に相談しておいたほうが安全でしょう。
特にキャッシングや新たにローンを組む場合ですよね。月5万の支払いプラス毎月の支払いがどんどん増えていく状況で、収入が頭打ちになっている場合は、債務超過になる日はあっという間にやってくるでしょう。