目次
課金詐欺も色々ありますが、高齢者の痴呆が関わると歯止めが効かなくなりのでかなり危険だということです。
特にお金を預けているとあっという間に無くなってしまいますからね。痴呆の可能性がある場合はお金を預けないほうがいいのです。しかし本人が痴呆と認めない場合はどうでしょうか・・・・今回は関連記事をご紹介します。私の体験談も交えて解説と対応策をお伝えしていこうかと思います。
『クレジットカード現金化!』
フォームで入金依頼⇒即日入金!94%保証
↓↓↓↓↓
「誰の言葉より信じる」携帯メール
「70代の夫が怪しいサイトにはまっている。何とかならないでしょうか」
特命取材班に半ば相談のようなファクスが届いた。慈善事業家を名乗る人物から 「8千万円を支援したい」と持ち掛けられ、その手続きのために次々に現金をポイントに換えているという。 明らかに詐欺に思えるが、家族の説得にも耳を貸さないとか。本人に話を聞いてみると-。
「絶対にだまされていない!」70代の男性は言い張った。
昨春、携帯に突然、資産家を名乗る女から「8千万円譲渡」「無償の愛」などと記されたメールが届いた。必要な手続きをすれば受け取れると説明され、指示通りにインターネット上のサイトに登録したという。
やりとりにはポイントが必要で、コンビニで電子マネーを購入。IDを運営者側に伝えると、サイト内でポイントが加算された。「必要な手続き」と言われてメールのやりとりを重ね、ポイントを消費する「バトル」も繰り返してきたが、まだ1円も手にしていない。逆に「電子マネーに数十万円は使った」。
ネット上には、このサイトにだまされたという声がいくつもある。警察からは「課金詐欺」と言われているが、男性は頑として聞かない。「5月8日に『私の支援は本物です』というメールが来とる。誰の言葉よりもこれを信じる」と携帯の画面を見せた。 【引用:西日本新聞】
支援や寄付やお金を借りる場合に、保証金などの名目で逆にお金をだまし取る手口は昔からありますよね。特にネットを介しているとポイントを経由したり仕組みが複雑になりますから、余計にネット情弱のお年寄りは騙されやすくなります。
本来であれば周りの家族はこういうメールが来ないようにメールソフトのスパムフィルターなどを管理するか、メールに返信している場合はそこでチェックを入れるべきでしょうね。
1年数カ月で7千万円失う
1週間後、男性の妻から気落ちした声で電話があった。このサイトにつぎ込んだ額は約400万円に達していたほか、別に三つのサイトにも登録しており、通帳を調べると、1年数カ月の間に計7千万円以上を失っていたという。
初めてだまされたサイトも「3億円支援します」というメールがきっかけ。支援を受けるために現金を振り込むように指示されたという。最初は3千円。要求額は数十万円、数百万円と桁が増えた。大金を受け取れるならという軽い気持ちから登録し、徐々に引き返せなくなったのか。
神戸学院大の秋山学教授(社会心理学)によると、詐欺被害に遭う人は共通して「動揺させられ、時間的に切迫した状況に置かれる」という。男性も「○時までに振り込まないとこれまでの手続きが無駄になる」と入金をせかされていた。
人には日常が常に安全だと考える「正常性バイアス」や、いったん思い込みに支配されると都合の良い情報を集めて信じ込む「確証バイアス」があるとされる。だまされるわけがないと思っている人に限って対処できず、詐欺師の言葉を信じ込むのはこのためだ。
家族の言葉に耳を貸さないことについては、「『お金を取り戻して見返してやりたい』という心理に陥っているのでは」とみる。
最初は少ない金額でふりこませてから金額をエスカレートしていくのは、霊感商法や情報商材などでもお馴染みのアップセル手法ですよね。
オレオレ詐欺も事故にあったとか株で損をしたとか慌てさせることにより、正常性バイアスを狂わせる目論見なのでしょう。特に高齢者は誰にも相談せずに自分の思い込みで行動してしまいますよね。
こういう課金詐欺だからうちは大丈夫だと思っていませんか?合法的な商取引でもこういった事態は起こり得るのです。私の母親はソフトバンクで携帯を6契約くらい結んでいました。最初は私が契約を内容を決めて処理していたのですが疎遠になると、自分で契約をしにソフトバンクへ。見守り携帯やら体重計などいらないものまで契約していました。本人は買った覚えはないと!というのです。通話料入れて2年で計100万以上です。携帯電話など仕事もしていないのですから家で身内しか電話しません。
私はソフトバンクに駆け寄り、交渉を重ねて「本人に契約の意志がないもの」は全て解約させ返金させました。この時の母の動機が父の浮気です。これも半分以上は妄想なのですが、それを理由に父の電話番号を替えたいが為に携帯を次から次へと契約し、前の携帯の機種変更をせずに新規契約を繰り返していたのです。
周囲の説得も“逆効果”に
実は銀行で何度も「詐欺では」と引き止められ、警察を呼ばれて説得されたこともある。最近、家族に病院に連れて行かれ、軽度の認知症と診断された。
認知症には金銭への執着のほか、不利なことは認めないといった症状がある。脳科学に詳しい山元大輔・情報通信研究機構上席研究員によると、周囲の説得や否定は「妨害」とみなされて逆効果になるという。「本人が心地よさを感じる出来事や記憶を喚起し、とらわれている事から意識を離してあげることが大切だ」
老後の蓄えをほぼ失い、妻はショックを隠せない。「現実を受け止めきれず、つい責めてしまうこともある。夫も相当傷ついているはずなのでよくないとは思うけど…」
警察庁によると、こうした詐欺の被害者は70歳以上が6割超を占める。もし、自分の家族がだまされたら、どのような言葉を掛けてあげられるだろうか。
私の場合は母は統合失調症でもあり認知症だと思いますが、断固として病院には行きませんでした。
「認知症には金銭への執着のほか、不利なことは認めない」非常に厄介ですよね。これに統合失調症が入ると本人は真実が見えているわけで、それを信じているのですから、家族が否定しても泣きながら抵抗します。ましてや私なども敵扱いされてしまいますからね。味方は兄弟など親戚に行くのです。で親戚は内情を知りませんから、私を敵扱いですよね。味方を集めて話を聞いてもらうことでさらに自分の中の真実を強固にしていくのです。
この70代のお父さんは病院に連れて行くことができましたけど、本人が嫌がっている場合に強制的に連れて行くには手続きも本当に大変になります。結果私は放置して遺産相続後に縁を切りましたけれどもね。向こうが私に対して弁護士もいれたりして親と子の関係性を保てなくなったので。そういう入れ知恵するのも親戚にいるんですよね。
同居している奥さんは貯金がなくなって可愛そうです。子供さんが仲介に入らないと厳しいというケースですよね。怪しいメールやサイト覗いていないか早期発見です!