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ウィークリーマンションを初めて日本に導入した人ですよね。バブル時代などCMでも有名でした。資産3000億が今や借金1000億で年金生活というのも驚きですが、現在はまたビジネスで復帰されているようです。どのような裏切りがあって自己破産に至ったのでしょうか?動画もありますので御覧ください。
バブル期には不動産王とも呼ばれた「ツカサグループ」の元社長・川又三智彦氏(69)がTBS「爆報!THEフライデー」(金曜後7・00)に出演。総資産3000億円から、多額の借金を抱えて自己破産した現在の生活が明かされた。
川又氏は日本初の敷金礼金なし、家具食器付きのウィークリーマンションを始めたバブル期を代表する不動産王の一人。アメリカ留学時代のひらめきから生まれた同事業はまたたく間に大成功。多くの銀行が高額な融資を持ちかけ、川又氏は50行近くの銀行から融資を受けて事業を拡大していった。
しかし当時の政府は不動産価格高騰の沈静のため、金融機関に不動産への融資を制限させる「総量規制」を発令。これにより銀行が一斉に融資の回収に乗り出し、返済不能となった川又氏の借金は1000億円にも上った。
その後、会社の経営権と引き換えにアメリカのリーマン・ブラザーズが債権の一部を肩代わり。新事業を興し、なんとか軌道修正に成功するも、2008年にリーマン・ブラザーズが破たんし、790億円の借金を背負った。川又氏の会社も翌年に倒産、妻とも離婚し、自己破産。現在は2年前に移住した福島で年金暮らしをしているという。
わずかな年金だけを頼りに極貧生活を送るが、地元の人の支えもあり、「お金のかからない生活できるのは本当に楽しい」と語った川又氏。新天地では廃業の民宿をデイサービスに改装する事業や、若者を呼び込むためにドローン操縦者育成学校を始める構想を練り、再出発に燃えていた。
川又三智彦社長は今も若々しいですよね。ウィークリーマンションは大成功でしたが、銀行に多額の融資を受けたことによって不動産のデベロッパーになってしまったんですよね。融資を受けた銀行は50行にも及びます。その後、バブルの不動産について総量規制が国から入り銀行からの資金が調達できなくなりました。そしてバブルが弾けて借金を一斉に引き上げにかかったわけです銀行たちは。銀行のせいでキャッシュフローが破綻するケースは当時多かったようで他の業種でもありました。「社長失格」の板倉雄一郎氏を思い出します。再建を請け負ったのがリーマン・ブラザーズですからね、かなり運も悪かったですね。事業立て直し中にリーマンショック直撃だったわけです。
自己破産した後はしばらく福島で質素な年金生活を送っていたようですが、今はSOHO向けのウィークリーマンションなど新事業もやられていますよね。これは当時からやっていたそうなんですが今はコワーキングスペースも盛んですからね。またSOHO向けの需要が出てきたんですね。民宿をデイサービスとして改装したり、若者誘致も兼ねてドローンの養成学校を作ったり精力的に活動されています。
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ルールが変わるとお金の流れも変わる
今回は総量規制やリーマンショックでバブルが弾けるなど経済が一転するような事件に見舞われた川又三智彦社長ですが、債務整理でもグレー金利撤廃や過払い金返還訴訟など大きな事件がありました。これをきっかけに多くの多重債務者が債務整理をして助かったわけです。今回のツカサグループのように一気に債権回収に追われる事態になると、資金を退避する時間がありませんよね。銀行に担保を握られていてさらに見張られてしまいますから。普通は家族に資産を分けたり自己破産の前にいろいろとやるんですけどね。
ですから自分が従事している業界の噂や資金の流れは日頃からよくチェックしておく必要があります。今となってはバブルは必ず弾けるという前例があるので警戒心は強いと思うのですが、自分の会社や事業もバブルで有頂天になっている時には要注意ということです。返済不能になったときには速やかに自己破産をおすすめします。米大統領のトランプでも4回破産を経験していますし、ウォルト・ディズニーは7回も破産していますがすばらしい功績と資産を残しています。ですから人は何歳であろうとも何度でもやり直しができるのです。
川又社長には何度でもリベンジできるという勇気をもらいました。がんばってもらいたいですね。