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当サイトでも警鐘を促していた街角相談所の『借金減額シミュレーター』今回の事件は大阪市中央区にある弁護士法人あゆみ共同法律事務所の大阪事務所が、弁護士資格がない事務員らに債務整理の手続きをさせていた疑いだそうです。そこで関連して借金減額シミュレーターの「街角相談所―法律―」を運営しているHIROKENも家宅捜索を受けたということです。
今回は『借金減額シミュレーター「街角相談所」運営のHIROKEN弁護士法違反で家宅捜索!を深掘り』についてまとめたいと思います。
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非弁活動容疑
捜索を受けたのは、大阪市中央区にある弁護士法人あゆみ共同法律事務所の大阪事務所と、法律の相談サイトなどを運営するインターネット関連会社HIROKEN(本社・東京都目黒区)。同社の提携先とみられる大阪市中央区の司法書士事務所も捜索を受けた模様だ。関係者によると弁護士資格がない事務員らに債務整理の手続きをさせていた疑いなどがあるという。【引用:朝日新聞】
あゆみ共同法律事務所は聞いたことがありませんが「弁護士資格がない事務員らに債務整理の手続きをさせていた」この辺はかなりグレーに行われてきましたよね。多くの事務所ではこの弁護士資格のない事務員が実際多くいます。案件が膨大な数ですから弁護士や司法書士だけではさばけないのですね。ここが弁護士法人の看板だけ貸していたか、また弁護士がほぼいないような事務所だったのか、手続きや相談の流れで弁護士が一切入らなかったのか、真相は分かりませんが相談者や同業者のタレコミなどで発覚したのでしょうね。
あゆみ共同法律事務所のウェブサイトによると、同法人は東京にも事務所があり、債務整理や労働問題を扱う。HIROKENは2011年設立で、「街角相談所―法律―」というサイトを運営。同サイトには「借金減額シミュレーター」があり、居住地や借入額などを入力するとあゆみ共同法律事務所などが紹介される。
借金減額シミュレーターで爆発的に成長してきた街角相談所ですが、ここも弁護士資格のない運営母体です。こういう弁護士資格のない団体やNPOが多重債務者を斡旋しただけでも弁護士法違反で逮捕される場合もあるということです。
今回はこの運営会社のHIROKEが斡旋業者として捜索を受けたのですが、果たして「街角相談所」そのものが弁護士法違反に該当するのか?これはまだはっきりしていませんので今後の捜査や進展を見守りましょう。
HIROKENから派遣された事務員?
ところが読売テレビの報道では「HIROKENから派遣された事務員」とありますよね。あゆみ共同法律事務所の運営に関わってたということが明らかになったわけです。「街角相談所」運営の広告代理店が弁護士事務所に事務員を派遣?この時点で一気にきな臭くなりましたよね。
弁護士法違反 インターネットで誘導か https://t.co/T0kCgfGqYa
— ノマドタスク (@nomadotask) 2018年9月27日
捜査関係者などによると、HIROKENはインターネットで法律相談のサイトを運営し、閲覧者をあゆみ共同法律事務所に誘導していたという。大阪地検特捜部はHIROKENが非弁行為を主導していたとみて調べている。
つまり弁護士法違反の主謀はHIROKENであゆみ共同法律事務所は計画された作られた形だけの弁護士事務所であるか、元々人数が少なくて事務員を派遣して主導権を握っていたのか、相談者を送り込むビジネスモデルとして機能していたのか?でしょうね。
新米弁護士を看板にするスキーム?
弁護士法人あゆみ共同法律事務所の代表髙砂あゆみ、この人は平成28年11月東京弁護士会登録?新米のペーペー弁護士ですよね。
この事務所には全部で4人弁護士がいるのですが全員が新米弁護士です。ひょっとするとこういう新人弁護士を組織して債務整理の運営スキームをHIROKENが主導し、色々なところで弁護士法人を作っていったのかもしれませんよね。
あゆみ共同法律事務所の本社は東京にありますが、今回家宅捜索を受けたのは大阪事務所です。事務所には弁護士は置かずにHIROKENの社員がマニュアル化して事務員を動かしていた?こうやって次々に全国に支部を作る算段であったのでしょうかね。こういう新米弁護士の組織だから自由に報酬体系などもHIROKENがコントロールできたのかもしれません。
法律事務所の代表弁護士は事務員が依頼者から報酬を得ていたことを把握していた
HIROKENから派遣された事務員が報酬を直接得るというトンデモない話ですが、弁護士事務所内でやりたい放題だった可能性もありそうです。
債務整理は案件としては定形フォーマットでできる事件とは言われていますが裁判はありますし、こういう新米弁護士の集団ではリスクは大きいと言わざるを得ないですよね。この新米弁護士4人で債務整理案件を毎月何十何百もこなしていたかと思うと怖いです。裏を返せば簡単な儲かる案件を選別していた可能性もありますよね。任意整理しかやらない弁護士事務所など実際にありますからね。
問題は弁護士を選べないシステム
『問題は弁護士を選べないシステム』これも危険ですよね。今回の例を挙げると、「街角相談所」的には広告費を一番多く払える法律事務所を優先して相談者に紹介するわけです。つまり弁護士が少なく経費がかかっていない大所帯の事務所が該当するわけですね、あゆみ共同法律事務所のような。
紹介を受ける弁護士事務所(弁護士だけではなく司法書士事務所もある)は弁護士がいようがいまいが関係なく、とにかく大量の案件を受けることができるようにコストダウンを優先するわけです。でも「街角相談所」が多くの手数料を取っていたとすれば、相談者は相場よりも高い報酬を払わされることになるのです。匿名だから安心して借金減額シミュレーターを利用すればリスクが大きいということですね。
ですから弁護士や司法書士は報酬がオープンで、直接やりとりできる体制が望ましいのです。
他に非弁活動している事務所は?
街角相談所の『借金減額シミュレーター』で検索して紹介される弁護士事務所を紹介されたならば、相談や業務の流れの中できちんと弁護士や司法書士の先生が対応してくれるのか?しっかりチェックするようにしてください。電話の場合は、事務員なのか弁護士なのか聞くことですよね。
今回の「街角相談所」捜索で他の事務所も捜索を受ける可能性があります。
HIROKENに捜査のメスが入りました
罪状は弁護士法違反です
債務整理で荒稼ぎしていたようです
関連が噂されている、こがわ法務事務所などにも捜査が入ったようです
まだ司法書士法人杉山事務所も、HIROKENとの関係が噂されてます
もう被害者が出ないように徹底的な捜査をして欲しいです— 営業マン (@adpadw1981) 2018年9月20日
同じように運営してきた事務所がいる場合ですけれども、これもタレコミが多くなれば別件で警察も動くことになるでしょうからね。「街角相談所」経由で債務整理を依頼中にゴタゴタに巻き込まれると、その後の手続きや進捗にダメージがあるので気をつけましょう。くれぐれも弁護士や司法書士に直接連絡を取れる形態で債務整理をしていただきたいと思います。
当サイトの法律事務所は安心!
当サイトでご紹介している法律事務所は安心です。私が念入りに情報や評判をチェックしていますので。それが「借金減額シミュレーター」や「街角相談所」の広告を長年貼ってこなかった証拠です。ブラックリストに入れてますからね。
アディーレ問題に引き続き、今回の事件でまた大きな動きが出そうですけれども、くれぐれも危ないサイトは利用しないようにしましょうね。借金減額シミュレーター「街角相談所」の広告を貼っているサイトはいっぱいありますからね。