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「借金地獄。どうしたらいいのかわかりません。」このフレーズを教えてgoo(Q&Aサイト)で見つけたのですがこのトピックが非常に気になっています。女性の借金の典型的なパターン?エステのコンテストに出て商品を買わされていつの間にか360万に。その借金返済のために風俗で働くが現実は月10万円がやっと。これウシジマ君の漫画にでも出てくるかのような設定ですよね。10年前くらいなので債務整理が認知され始めたかどうかくらいのタイミングです。こういう女子力アップのために美容にお金かけすぎた”破綻女子”、今でも多いのではないかと思いこのトピックを考察してみたいと思います。
ちなみにその質問の要約を張りますと以下のような感じです。
現在21歳で360万円ほどの借金を抱えています。彼氏と同棲して2年になります。以前(1年ほど前)に、ダイエットのため「3ヶ月無料ダイエットコンテスト出場者募集」という広告を見てエステのこのコンテストにエントリーしました。
もともと、物事をはっきりと断れないたちで、エステの商品を買わされ最初に20万円ほどクレジットで購入しました。その後、エステの店長に色々と言われるがまま…気づけば、借金は360万ほどになってしまいました。半年ほど前に怖くなり、それから行かなくなってしまいました。
でも、現在月11万円ほどのペースで返しています。どんどんと追いつかなくなり、自分の作ってしまった借金なので現在風俗で働いています。しかし、風俗もここのところ不景気で月10万前後稼げればいいような状態になってしまいました。それに、もともと風俗などしたくなく、彼氏に後ろめたい気持ちでいっぱいです。もうなんと言っていいかわからないのですが、とにかく風俗はしたくないのです。でも、現在返すのに精一杯でどうしようもできない状態です。
【教えてgooより】
月10万円の不定期な仕事で月々11万円の支払いはもはや破綻しているといえそうですが、いざこうなってしまうと風俗での仕事も借金も全て隠しているためか、誰にも相談できないのが痛いですよね。この知恵袋に相談している時点でノイローゼ気味なのが伺えます。こういうQ&Aサイトは匿名の質問にはもってこいですよね。
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女子力上げで破滅
この女子力スキルを上げる!為のいわば投資詐欺のようなパターンは昔からあると思いますが当時は”女子力”なる言葉など無かったわけです。今で言うと「Twitter」や「Instagram」で自意識過剰くらいの勢いで自分アピールに精を出し、こぞって女子力を競っている光景でしょうか。この女子力もお金がかかる所はかかるわけです、英会話にしても旅行にしてもファッションにしても、使い方によっては経済力のない女性が無理をしたら破綻します。今でこそ習い事も安いサロンが多くありますし、お金をかけないでも女子力をアップさせる方法はいくらでも見つかりそうですが。今は健康とか内面を磨くことも女子力には大切と言われてますが、エステやダイエットに大金を投じてしまう人は今の時代も変わりがないということでしょうか。女子力=見た目、の誤認識は確かに多そうです。
今回の相談者も女子力アップにエステで360万円というローンを組まされたわけです。エステは多少商品は手元には残るものの施術がほとんどで物がありませんよね、すごくキャンセルしにくいサービスですよね。ましてや押されたら断れないような性格の人はドンドンセールスに引き込まれていくでしょうし、こういうのを止めるような人は周りでも家族や彼氏しかいないことでしょう。今回彼氏と同棲していて気付いていたかは分かりませんがもう少し早めに気付いても良かったと思います。
ベストアンサーは?
ベストアンサーは妥当な答えでした。回答者は債務整理を薦めています。「応募者の情報を利用してエステに勧誘」ここの違法性を訴える方法もありましたが、まずこの手のケースは詐欺性を立証するのが難しいと思われますよね。ですから返金は現実的な方法ではないです、もう少し早めに動いていたならクーリングオフなど何か手がとれたかもしれません。エステでも契約日から起算して8日間以内は無条件で「契約解除(クーリング・オフ)」が認められていますからね。
さて債務整理ですが、回答者は自己破産になるのではないかと言っています。私も質問を読んでそう思いました。任意整理しようにも安定しない月10万円ではどうしようもないからです。ましてや本人は風俗の仕事をやめたいと言っています。任意整理で和解ができたとしても、その後の支払いでまた延滞してしまうことになってしまいそうです。
本人はそういう回答を聞いて司法書士の所に相談に行ってきたそうです。内緒で債務整理をしたいという彼女の希望でしたが実際は同居人にはバレル可能性があるとのことで、彼氏にこのことを打ち明けたそうです。ですから秘密裏に債務整理をしなくていいことになり第1段階のハードルは突破できたようです。
先月後半に、司法書士のところへ行って相談してきました。親や家族に内緒に出来る場合があるが、親や一緒に住んでいる人の源泉徴収などの収入を証明できるものが必要になる場合があり、それが必要になったときに話をしなければならない時がある、といわれ彼や親に話そうか悩みました。
そんな時に、天は私に彼に話をする機会を与えてくれました。彼に話をしたら、今回は怒らずに冷静に話を聞いてくれて、協力してくれると言ってくれました。「一緒に遊びに行ったりするお金は俺が作るから」そういってくれた時に、本当に心から救われました。家計も彼のお給料ですべてしてもらっています。
やはり隠し事はせずに正直に話せば、頼れる男ならば助けてやろうという心意気になるということですね。家族や彼氏や旦那に隠れて債務整理をしたいという女性は多いと思いますが、相手の性格によっては別れるとか縁を切る(勘当)なんてこともありえるわけで、女性側としては一大決心の賭けに出るということです。でもまぁ隠し事は良くないですよね。私などは借金よりも隠れて色々動かれる方が信頼されていないようで嫌ですよね。「何で早く相談してくれないんだよ」という気持ちです。
司法書士に相談した結果は以下のような返答でした。
自己破産もこの皆様の回答から進められ、少し頭にはあったのですが、司法書士の話によると、エステなどでの契約は贅沢品の購入となるので自己破産は難しいといわれました。また、私の地元(群馬県)では若者の自己破産を認めてくれる確立がカナリ低いそうです…今回は、個人再生という形でお話を進めていくこととなりました。借金は360万円が100万円までに下がるそうです。
ここで”個人再生”なの?と私はちょっとびっくりしました。エステで自己破産の免責が下りないということをこの司法書士さんは言いたかったのだと思いますが、エステでも免責は問題ないですよね。専門家が反省文などを書けば(東京の裁判所は反省文がある)これはちょっと自己破産はやりたくない、個人再生のほうが報酬的においしいということでしょうかねそういう意図が見えます。普通は個人再生は住宅ローンを残して借金を100万まで圧縮できる債務整理で比較的審査もありますので高収入の人が該当すると思っていました。いらぬ心配ですが結果的に審査落ちてしまうのではないかと、また司法書士さんに万が一でも騙されていたのでしたら相当お気の毒です。
ですが依頼者にとっては360万が100万になるのですから結果オーライということでしょう。でもこの個人再生うまくいったかどうかは今となっては本人の報告もないですし誰にも分かりません。
収入が低い人の債務整理
収入が低い人の債務整理で考えることは、まず任意整理は除外されますね(過払い金は無いものと想定)借金がそのまま残りますし弁護士報酬がプラスされ、金利は無くなりますが収入が少ないと毎月の支払いが厳しい判断されます。返済期間は基本3年ですが、場合により5年設定でも認めてくれますがレアです。5年でしたら金利がありませんから相当毎月の支払い額は抑えられますよね。特に今回の月10万円が1つの目安でしょう。住んでいる地域にもよりますが10万円では支払いをしつつ普通生活できませんからね。
残るは個人再生か自己破産。自己破産はやはり先にもありましたが借金の理由は聞かれますよね。私はFXで自己破産しましたが問題はなかったのですが巷では株の失敗など投機性のある理由は免責不許可になるとの都市伝説があります。私が情報を調べた結果、その地域の裁判官によっても厳しい甘いがあるそうなんですよね自己破産は。ですからその地域の裁判官の性格や方針を知っている地元の司法書士や弁護士さんであれば、警戒してもおかしくないだろうと。実際に免責不許可は出ますからね。特に借入期間が短い3ヶ月以内の自己破産は故意のものだと疑われたり、換金行為(クレジットカード現金化など)をしているとかなり印象が悪くなるということです。正直弁護士さんをつけていればそんなに神経質にならなくても良いような気もするのですが。
個人再生は、今人気の債務整理ですし専門家が推してくるのも分かるような気もします。報酬も高く設定していますしね。その分書類はややこしいですし時間もかかります。裁判所で面接もありますのでね。この個人再生も債権者が同意しなければ申請は下りないのですが実際の所反対する所は皆無だそうです。ですから再建計画の部分でしょうね。本当に借金を減額して返済できるのかどうか、ここに説得力が必要となってきます。今回の例では同居している彼氏が協力するなど判断材料になりますから(仕送りなども収入になります)皆で協力して個人再生を成功させようと動いているのなら成功する可能性はあるでしょうか。
収入がないという人は基本は自己破産を前提に動くと良いでしょう。ですが弁護士に依頼すると自己破産でもお金がかかります。個人再生は低収入があるか、同居人、家族の支援が付いているという人は許可が降りる可能性もあります。この辺は弁護士さんによく相談なさってください。サラリーマンの多重債務者で住宅ローン持ちは迷わず個人再生を薦めます私なら。無職・ニートは自己破産です。
多重債務者で毎月の返済ができなくなってしまった方、女子力アップで美容とか旅行、買い物にお金を使ってしまった方、パチンコなどギャンブル依存症でもアルコール依存症でも理由はともかく借金の問題は早めに専門家に相談することです。以下私のおすすめする司法書士に無料電話相談してみてください。