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超高額借金というとバブル時に不動産事業で失敗し、億単位の借金を抱えた名物経営者が開き直って月千円単位しか銀行に返済していないというケースありましたよね。会社というのは畳むこともできますし個人は自己破産で逃げることもできます。銀行は1円でも返済して欲しいですからあまり追い込むことはできないのだそうです。
たくさんの資産とたくさんの負債がある企業、これが健全な会社運営ということになります。
今回は『えらいてんちょう「返済1700年!借金は必ずしも悪いものではない」』についてまとめたいと思います。
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返済1700年!借金に対する考え方
借金というと数万円程度の消費者金融の借金から車のローンや住宅ローンなど様々な金額があります。しかし、返済に1700年もかかる個人では返済ができない借金について(常識が通用しない金額)は、もはや返済のしようがないレベルの借金になります。ここまで来ると返済ということができなくなり、何か一発当てて返すという方法しか手立てがなくなります。今回ここまで行ってしまった場合どのようになってしまうのかについてお話しします。
借金は悪いイメージを持つことが少なくありません。しかし考え方によって、借金は必ずしも悪いものではないのです。例えば、桁の大きい借金などが分かりやすい例です。200万円の借金と2億円の借金では同じ借金でも性質が異なってくるのです。つまり、借金が必ずしも悪ではないことは、借金の金額が巨額になり、あまりにその数字が大きくなりすぎて常識が通用しなくなってくる段階までいくと、より分かりやすくなってくるのです。
少額の借金
少額の借金の場合、200万円程度の借金であれば月に5万円程度利子を考えずに行けば約3年半の返済ということで常識的な金額です。節約をすれば十分返済できる金額です。ただ、この金額の借金に対しては返済が滞った場合、時に非常に苛烈な取り立てが行われることもありますし、厳しく催促されます。
200万円程度の借金であれば節約して働いてお金を貯めた方が良いという話の金額であるともいえるのです。この程度の金額だと嫌な借金、借金は悪というイメージしかありません。
超高額借金について
200万円で苛烈な取り立てが行われるわけですから、2億円だと想像も絶するような脅迫や圧力が加わると考えることも少なくありませんが、実際は圧力どころか何も言われません。2億円を返済するには月5万円ずつの返済の場合、利子を考えずに計算しても300年かかります。
ここまで来ると節約して返済するというような考えの金額ではありません。わずかな給料をパチンコに使おうが何を使用がそういう次元ではないのです。億単位になると、飲み会でもパチンコでも何でもいいので「良い話」を見つけて一発当ててくれという金額になりますから、何も言えないのです。
さらに2億円の借金抱えた人に対して銀行は逆に優しく接してくれます。なぜなら苛烈な取り立てを行い圧力をかけて、その人が借金を苦に自殺されてしまうと2億円の借金が回収不能になるからです。つまり、2億円の損失を出さないように何とかその人に圧力をかけず生きて返済してもらおうと動くのです。
銀行もその人を親身になってサポートし、お客さんを見つけてくれたり、返済方法のアイデアを提案してくれたりすることもあります。莫大な借金を抱えると銀行もその人の運命共同体となってくれます。このように苛烈な取り立てどころか稼ぐサポートをしてくれて借金に対する常識がゆがんでくる金額でもあるのです。
資産1兆、負債1兆1千億はあくまで例え話だと思いますが、この話の流れからだとゼンショーグループが実際にそうだと誤解する人がいるのではないかと思いました。もしこの数字だと1千億の債務超過になってしまい大変なことになってしまいます。最新の決算みると総資産3170億、負債2346億、純資産824億、自己資本678億で自己資本比率が約21.4%ですので、まあ普通に健全なレベルです。
借金は企業経営を安定させる
20億円の資産がある人が15億円の負債を持っているそうです。15億円といえば、月々5万円の返済で完済までに1700年です。ここまで来ると資産を売却したり、一発当てる、資産を運用するという方法でしか返済する方法がなくなります。
つまり、100~200万円を毎月返していくレベルになるのです。これはほんの一例で、日本政府も含めて上場企業は多額の借金を抱えています。これらの組織はお金を他の資産に投資してそれを回していくという方法をとっていて、すき家で有名なゼンショーは比較的安定した経営ながら資産1兆円に対し負債は1兆1,000億円という、たくさんの資産とたくさんの負債がある企業となっています。
銀行など資金を供給してくれる存在とステークホルダー(利害関係人)の関係となることで企業経営を安定させる状態にできるのです。大企業はこの関係が上手くいっており、成功して大企業にした人物はだいたい誰でも大借金をしているものなのです。借金があると聞いて嫌がる人は非常に短絡的な考えで、その借金がどういう性質の借金なのか、担保はあるのか、事業の将来性があるのか、どういう計画で借金があるのかというところまで注目して見ることができれば、特定の借金に関するリテラシー(理解する力)が高まっていくのです。