目次
銀行系カードローンの債務整理は基本法定利息内ですから過払い金が発生しませんよね。債務整理をする際は減額が希望通りになるのか診断が必要です。
今回は『銀行系カードローンで債務整理の注意点!元本が減らない?口座凍結?』についてまとめたいと思います。
『クレジットカード現金化!』
フォームで入金依頼⇒即日入金!94%保証
↓↓↓↓↓
はじめに
銀行系カードローンも以前は消費者金融のような個人に対する少額融資は得意とは言えず債務整理を行うための利用も審査が厳しく、気軽に利用するには適しませんでした。しかし、近年は傘下に消費者金融を加えるなど個人向けの少額融資の方法を徐々に吸収し、カードローンの利便性が高められ消費者金融に近いスピーディーな利用も可能となりました。
それによって利用者が増えた一方、総量規制(年収などの年間収入の1/3以下までしか借りられない規制、消費者金融などが対象)がないため過剰な貸し付けが行われ、債務整理の対象となる消費者も現れてきているのが現実です。幸いそういった状況であっても銀行系カードローンも債務整理の対象となるため、そこまでこぎつけることが可能といえます。ただ、債務整理を行うにあたっていくつか注意点があるためそのポイントを大まかですが説明していきます。
ノンバンク(消費者金融など)のローンとの違いが注意点
注意点をお話する前にまず、消費者金融などのノンバンク(以下、消費者金融)と銀行系カードローンとの違いをお話しします。なぜならこの違いが最初の注意点だからです。その違いは大きく3つあり、利息、保証会社、預金口座との関係です。利息は利息制限法という法律があり、消費者金融は一時期その制限を超過していた時期があったのに対し、銀行系カードローンは法律の制限内で運営されています。
つまり若干ではありますが、消費者金融よりも利息が低い傾向にあります。次の保証会社の有無です。保証会社とはローンを組むうえで審査を代行する会社で、債権者(借りた人)が返済できない場合、代わって返済を行う企業です。この保証会社ですが、銀行系カードローンにはついているのに対し、消費者金融はそういったものがついていないため、各消費者金融独自の審査を行います。最後の預金口座との関係です。
銀行系カードローンは預金口座を持つ銀行と密接な関係があります(同一の機関であることがほとんどです)。それに対して消費者金融は預金口座との関係がないのです。つまり、消費者銀行は貸す相手の預金残高などの情報はほとんどない状態で貸し出すことも珍しくありません。こういった違いが消費者金融とは異なる債務整理の注意点となって行くのです。
注意点1:利息を払い続け元本が減らない
一言でいうと、銀行系カードローンの場合過払いによる元本(元々借りたお金の金額)が減りません。コマーシャルでもよく目にしますが、弁護士事務所が過払い金の解消をしてくれることがあります。これは消費者金融が以前法律を超過する利息でお金を貸していたことに対するもので、法律内で支払ったと仮定する計算に戻し(しかも過去にさかのぼって)、余計に払った分(過払い金)を返金するか元本を減額するという措置を取らなければいけないためです。
それによって元本を減らすことによって利息があっても増える金額は安くなり、債務整理ができます。それに対して銀行系カードローンはもともと法律内で運営していたため過払い金が発生しませんので、結局債務者は元本を減らすことができずに高い利息を払い続け、整理が滞りがちになるということが注意点です。
注意点2:関係者が増える
冒頭でもお話した保証会社が関わってきます。この会社は債務者が返済できない場合自らが返済しなければいけない立場にあります。そのためそういった企業を利用する銀行系カードローンは注意する必要があるのです。銀行に対して返済できない場合、この保証会社が返済を迫ってきます。
さらに保証会社は債権管理回収会社(サービサー)という会社を使って保証会社に対する返済が滞った場合の延滞金を管理させる場合があります。しかも、この保証会社は当初銀行系の企業でしたが、系列の消費者金融などを指名する場合があり、銀行から借りたつもりが消費者金融から返済を迫られる場合があるのです。そうなると相手が保証会社(消費者金融のことが多い)、債権管理回収会社(サービサー)、銀行と債務者と非常に複雑になり、債務整理の相手が銀行だけでなくなる可能性があります。これが注意点の二つ目です。
注意点3:返済以外の銀行利用が困難
最後の注意点ですが、銀行系カードローンは預金口座を持っているということです。銀行が運営しているので当然なのですが、ここも注意が必要です。債務者がこの銀行に口座を持っていた場合口座が凍結される恐れがあります。
そうなると何が起こるかというとその口座を給与口座にしていた場合、給与を返済に回されていまったり、引き落としが不能になり、カード会社などからも返済を迫られるという大変な事態になります。当然ながらその銀行相手にローンを組むことができなくなりますし、将来的にも信用を失っているので困難です。なので、もし銀行系カードローンを利用するときは自分のメインバンク以外の銀行を利用した方が良いのです。また、不幸にもメインバンクだった場合は早急に引き出すか口座を他の銀行へ帰る必要があります。