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元塾講師で「いつやるか?今でしょ」でお馴染みの林修先生の動画をご紹介します。若い時に1800万もの多額の借金を抱えて、時給単価のいい塾講師で稼いでいたら、それが転職といいますか人生の逆転のきっかけになったと。
今回は『林修「好きか嫌いかで仕事を決めてはいけない理由」』についてまとめたいと思います。
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大学卒業後は順風満帆ではなかった
【画像:ザテレビジョン】
ちょうどバブル景気の時代に大学を卒業した林先生は、周りが官僚になったり、企業を立ち上げるなどしている中で、自分でも経営コンサルタント業をしたり、投資会社や貿易会社を立ち上げたりしたそうです。しかし、これらの事業はほとんどうまくいかず、借金ばかりが順調に増えていってしまいました。
そして、もう借金がこれ以上超えてはいけないというラインのかなり手前で、このような業界からは手を引き、今の塾講師という業界に入ったそうです。
実は塾講師の仕事を好きでやっていたわけではない
借金という火の玉を背負っている林先生は、塾講師としてなりふり構わず働いたそうです。当時の塾講師は、1コマ1万円と単価が高く、科目を選ばずに全ての授業を詰めこめば、週で25万円稼げるという職業でした。
その中で、「多額の借金を返済するために、この仕事は嫌だと言ってられない。」「計算では3年ちょっと働けば借金を全額返済できるから、そこまでは何とか塾講師として働こう。」「借金を返済したら、新しい仕事でもう一度人生をやり直そう。」と考えていたそうです。
また、林先生は現代文の講師としてCMに出演し一躍有名になった方ですが、現代文が特別好きだということではなかったそうです。むしろ好きな科目は数学だったそうですが、数学の講師陣たちは大学でも数学をバリバリやってきた強者ばかりで、この人たちにはとても敵わないと思い、自分でも稼いでいけそうな現代文の方に軸足を移し、塾講師を続けたということです。
そして、借金返済する頃には、仕事にも慣れてきたためか給料も上がり、この仕事に向いていたというのもあってか、どんどんいい話も入ってきたそうです。そのため、もう少し続けてもいいかなという気分で、塾講師をそのままずるずると続けていったそうです。しかし、その間も塾講師という職業は好きにはならなかったそうです。
好きか嫌いかで仕事を決めてはいけない理由
例えば、パン屋でお客さんがパンを買うときに、そこの職人はパンを焼くことが好きかどうかということは考えるでしょうか。お客さんとしては、おいしいパンを買えればいいわけで、職人が仕事が好きかどうかは考えることはありません。もし、パンを焼くことがすごく好きな職人でも、焼いたパンがおいしくないのであれば、お客さんは誰も買わず仕事にはなりません。
もちろん、好きな仕事で稼ぐことができれば、それが一番いいことだというのは間違いありませんが、自分が好きなことと稼げる仕事が一致するとは限りません。むしろ、現実的には一致することの方が少ないのです。
林先生も、最初は希望した数学講師として採用されましたが、自分の能力ではこの中では勝っていけないと判断し、現代文に方向転換しました。その判断は正しかったようで、塾講師として稼ぎ続けることができたそうです。つまり、仕事は好きか嫌いかで決めるのではなく、自分がお客さんにクオリティの高い仕事を提供できるかどうか、すなわち、稼げるかどうかで決めることが大切だということです。
自分の中のもう一人の自分と対話する
しかし、好きなことで稼いでいけないということは、誰しもが受け入れづらいことです。これをどのようにして克服すればいいのでしょうか。林先生は、自分の中にもう一人の自分がいて、そのもう一人の自分は、実際に何かをやっている自分を、管制塔のような高い位置から冷静に見下ろして観察しているそうです。
例えば、失恋してしまい、もう生きていけない!となったときも、管制塔にいる自分は、「大したことない、もっといい人が他に見つかるでしょ。」と冷静に考えているそうです。このもう一人の自分がいるおかげで、自分を客観的に見つめることができ、逆境でもパニックにならずに冷静でいられるそうです。
この、自分の中の自分と対話するというのは近代的精神というものであり、太宰治などの文学を読んでいく中で作られ、普段から自分との対話をすることで身に付いたのではないかと語っています。
今は自分の言葉に追い立てられている林先生
今ではブレイクによってものすごく仕事が増えてしまったため、自分自身に「今でしょ!」と言い聞かせて、必死にお仕事をこなしているそうです。