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買取屋と紹介屋の手口には注意


買取屋の手口

多額の債務を抱えて返済困難となっている多重債務者に対して、新聞の折り込み広告やスポーツ新聞・夕刊紙の広告欄や公衆電話ボックスや駅のトイレ、アパート・団地の郵便受けなどに配布されたチラシ、インターネット、DMなどで「サラ金・クレジット苦解決」「他店で断られた方でも歓迎」「借入件数多い方でも即刻融資」「クレジットカードで即現金」と宣伝している業者が多数見受けられます。

この業者の中には債務者のクレジットカードで債務者に家電製品などの買い物をさせ、これを定価の三~四割で買い取る業者がいます。債務者は、その場で購入した商品価格の三~四割の現金が手に入りますので債務返済の一時しのぎができますが、いずれ債務者に対してクレジット会社からクレジット手数料を加えた商品価格全額の請求がくることになります。

このような業者が「買取屋」と呼ばれているのですが、買取屋は債務者から低価格で買い取った商品を下取り業者に転売することにより多額の利益を得ています。このような買取屋が、詐欺罪で起訴されたケースがありますが、その場合債務者も詐欺罪の共犯となりますので注意が必要です。さらに買取屋を利用した場合、破産申立てをしても免責不許可となる場合がありますので、買取屋は絶対に利用しないようにしましょう。

紹介屋の手口

業者の中には債権者の数が多すぎて、大手業者に貸し出しを断られた債務者に対し、融資をしてくれる業者を紹介して、債務額の二~三割の紹介料を要求する業者がいます。このような業者が「紹介屋」と呼ばれている業者です。紹介屋は債務医者に対しても、自分が斡旋や工作をしたことにより貸金業者から融資が得られたかのように話しているのですが、実際は何の働きかけもしていないケースがほとんどです。 このような紹介屋は最近相次いで詐欺罪で摘発されています。紹介屋は貸金業界の事情に詳しくて、チェックシステムが厳しくない貸金業者を事前に知っていて、そのような業者を債務者に紹介しているだけなのです。

買取屋にしても紹介屋にしても、多重債務者を食い物にするハゲタカのような存在ですので、債務者としてはこれらの業者の広告宣伝に惑わされず絶対に利用してはなりません。

悪質な業者の例

広告の登録番号の表示に架空の登録番号を使用したり、他の貸金業者の登録番号を使用するなどして登録業者を装う無登録業者。

090金融

勧誘のチラシに携帯電話の番号と業者名しか書かず正体を明かさないまま違法な高金利で小口の融資を行う。

システム金融

資金繰りに困った商工業者等に対して、即日で融資することをうたい文句にダイレクトメールやファックス等で勧誘し、勧誘に応じると担保代わりに手形や小切手を送らせ融資する。⇒ 差入れ手形や小切手の期日が近づくと、最初の業者は厳しく取立てを迫る一方、別の業者から融資の案内が届き、借り換えを勧誘する。⇒ 複数の業者が債務者(借入人)情報を共有しており、同一者に次々と融資を行う。⇒ 債務者の会社を倒産させまいとする弱みにつけ込んでおり、この方法を繰り返し行うことによって、違法な高金利の借入れを雪だるま式に膨れ上がらせ、やがては破産に追い込む。

押し貸し

契約もしていないのに勝手に銀行口座に現金を振り込み、法外な高金利の利息などを請求する。

チケット金融

チケット(高速回数券など)を代金(支払い方法はご相談)という形で販売し、チケットを指定した金券ショップなどに持ち込むことで現金化させる。業者は一週間後にチケットの販売金額を返済させる。現金化した受取金額と返済金額との差額を利息とみると法外な利息となる。

家具リース金融

債務者の家具一式を買い取る売買契約を結び、売買代金としてお金を渡す。そして、業者がその家財道具一式を債務者にリースする旨のリース契約を結び、家具はそのまま家に置いておいて,リース料として法外な利息を取る。同様な手口として車リース金融もある。

紹介屋

あたかも低金利で融資するように思わせて多重債務者を呼び込み、「あなたの信用状態はよくない。うちでは貸せないのでほかの店を紹介する。」などと言って、他の店で借りるように指示し、そこで借入れした金額の一部を紹介料としてだまし取る。

整理屋

「あなたの債務を整理・解決します」などと広告し、多重債務者から「整理手付金」といった名目で現金などを預かり、整理をしないでだまし取る。

買取屋

融資の条件としてクレジットカードで商品を次々と買わせ、それらを定価以下の安い金額で買い取るか、又はさらに高金利で融資する。申込者には、業者への借金のほかにクレジット会社への債務が残る。

名義貸し

「消費者金融会社の調査」等の名目で「お金を借りるだけのアルバイト」と称して消費者金融会社から金銭を借り受けさせ、一定のアルバイト料を支払った上で「返済はこちらでやっておく」と発行されたカード(暗証番号も)もろとも金銭をだまし取る。集まったお金とカードで返済と借入を繰り返すため、返済が行なわれている間は発覚せず、長期間だまされていることに気付かない。

架空請求

クレジット会社等から債権を譲り受けたと偽って債務の返済を求めたり、使ってもいないアダルトサイトの使用料を請求して指定する金融機関の口座に金銭を振り込ませてだまし取る。

その他

融資の約束をした後、保証料などと称して手形、小切手、現金を送付させ、融資を実行しないまま連絡を絶ち、だまし取る。

融資する前に返済の信用や実績を見せと欲しいと、先にお金を振り込ませ、実際には融資を実行しないでだまし取る。



 

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